川べりで羽を広げて休んでいる黒い鳥は、どんな鳥でしょう。
カツオドリ目ウ科のカワウです。
カワウは、潜水で、エサを取ります。
いつも、羽を広げたまま休んでいるのは、なぜなのか、調べてみました。
川に生息する鵜 カワウ カツオドリ目ウ科
川べりにあるサイクリングコースを散歩すると、黒い大きな鳥がいます。
排水口のコンクリートの上で、羽を広げて休んでいます。
1年中見かけるこの鳥は、どんな鳥でしょう。
調べてみると「カワウ カツオドリ目 ウ科」でした。
「河川」にいる「鵜」ということで、カワウです。
大きさは、80~90cmくらいで、真っ黒なボディをしています。
くちばしのあたりは白く、黄色のアクセントがあります。
カワウは、首を伸ばしたり、羽を広げたりすると、さらに大きく見えます。
鵜の仲間 カワウ 羽を広げるのはなぜ
カツオドリ目ウ科の鵜の仲間には、「ウミウ」と「カワウ」がいます。
ウミウ(海鵜)は、潜水漁で使われる鵜で、首から潜って、魚を取ります。
カワウが、羽を広げているのは、なぜでしょう?
カワウも潜水でエサを取ります。
鵜は、身体が大きく、潜って、エネルギーを使うため、沢山のエサが必要です。
そのため、水辺近くの、魚が豊富な場所をねじろとしています。
カワウが、いつも羽を広げているのは、羽を干すためでした。
潜水上手なカワウですが、羽に水がしみ込みやすいので、潜水後は、羽を広げて乾かします。
毛づくろいで油を塗って、水を防ぐカモの仲間とは違い、常に羽を干す必要があります。
カワウは、潜水で魚を取って、羽を乾かして、また泳ぎ始めます。
しばらく眺めていると、カワウも、顔半分をこちらに向けて、警戒していました。
人間の動きによっては、急に羽ばたいてしまいます。
飛び始めは、足を川の水につけたまま、素早くパタパタ助走をつけ、歩くようにします。
助走後に、大きく羽を広げて、飛び立ちます。
飛ぶ前に、水の上を走る姿が、特徴で、なかなか、かっこよいです。
川に生息する鵜 カワウ まとめ
川に生息するカツオドリ目ウ科のカワウ。
潜水上手で、水に潜って、沢山のエサを取ります。
魚を食べた後は、羽を乾かして、体温を保ち、次の潜水に備えます。
助走をつけて飛び立つカワウの姿が、きれいです。
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