映画「心の旅(Regarding Henry)」は、ハリソン・フォード主演の1991年の映画です。
敏腕弁護士のヘンリーは、ある日、突然、事故に合い、人生が変わってしまいます。
本ブログでは、あらすじと感想を紹介します。
映画「心の旅」ハリソン・フォード あらすじ
映画「心の旅」Regarding Henry は、1991年の映画です。
あらすじ:
主人公のヘンリー(ハリソン・フォード)は、敏腕弁護士で、仕事一筋の人間です。
冒頭、ヘンリーの法廷での弁論は、押さえた調子ながら、理論的で、有無を言わせぬ調子です。
訴訟に勝って、意気揚々のヘンリーと弁護士事務所、未来の勝利も、確信しています。
ヘンリーは、いつも表情も動かさず、12歳の娘、レイチェルにも、冷淡です。
仕事同様、ミスを許さないといった態度で、高圧的に接します。
レイチェルも、父を怖がり、萎縮した態度で、父に従っています。
ある日、ヘンリーは、妻のサラ(アネット・ベニング)と外食した後、たばこがなくなったことに気づき、徒歩で、たばこを買いに出かけます。
ヘンリーは、運悪く、店で強盗に出くわし、2発の銃弾を受けます。
命は、とりとめたものの、身体が動かず、脳にも損傷をうけます。
ヘンリーは、リハビリで、少しづつ回復するものの、記憶を失い、家族の顔も思い出せません。
その後、ヘンリーは、自宅に帰りますが、まるで、小学生のようになっていました。
最初は、読み書きもできませんでしたが、娘に教えられ、徐々に回復していきます。
仕事にも復帰しますが、以前と同様な弁護の仕事はできなくなってしまいます。
「心の旅」ハリソン・フォード 感想
感想:
主人公ヘンリーのように、怪我による脳損傷で、身体に障害を持ち、記憶を失い、別人のようになってしまうのは、よくあるストーリーです。
ヘンリーは、病院のリハビリスタッフの明るく、献身的なサポートを受けて、持ち前の、負けん気で、回復していきます。
リハビリ病院を退院した後は、弁護士事務所に復帰しますが、以前と同じようには仕事ができず、勝つことだけを目的とした弁護に疑問を持ち始めます。
弁護士事務所は、ヘンリーをパートナー弁護士として、雇ってはいますが、温情で、形だけ居させるといった態度です。
一方、家庭では、やさしくなった夫に、妻はサポートを続け、子供のような父親に、娘は親近感を感じ、手助けをします。
この映画「心の旅」では、やはりハリソン・フォードとアネット・ベニングの演技が光ります。
また、怪我からの復帰を経験した人や、不慮の事故にあった人は、共感するところがあります。
過去は、変えられないけど、今の自分を好きになり、家族を大切にすることはできます。
何か悪いことが起こった場合、自分にできることをするしかないのです。
それを悟り、道を選ぶのに、遅いということはありません。
リハビリスタッフに「人の言うことは気にするな!」と言われますが、まさにその通りです。
前と同じ仕事ができなくても、大金を稼げなくても、まっとうに生きることはできます。
「自分は、変わった」と意識することによって、何が自分に取って一番大切なのかがわかります。
怪我や病気で辛いことがあったり、人生やり直したいと考えている人には、励みになる映画です。
前途多難な人生であっても、幸せになること選択することはできます。
まとめ
映画「心の旅」ハリソン・フォード主演 あらすじと感想を紹介しました。
人生に迷っている人、過去を悔やんだり、未来に不安がある人におすすめの映画です。
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